自閉症がカイロプラクティック・ケアで改善
(週刊NY生活 「NY生活クリニック」 2006年8月に掲載より) 

自閉症は、社会性や他者とのコミュニケーションの発達が遅滞する障害で、近年、増加の傾向にあります。IQ70以下の低機能自閉症と、IQ70以上の高機能自閉症に分けられ、その症状は人間関係、言語、行動の3領域に現れ、知能に影響が出る場合もありますが、自閉症と精神遅滞とは別のものです。

原因は未だ解明されていませんが、現在は先天性の脳機能障害説が主流とされている他、MMRなどのワクチンの影響も疑われています。

自閉症の発症率は、人口1万人中90人という数字が英国で報告されていますが、米国のアーミッシュ(キリスト教徒のグループで電気や車などの近代技術を導入せず昔ながらの生活様式を守る人々)への調査で、非常に興味深い結果が出ています。調査前は200人前後の自閉症患者が予測されましたが、実際は3人しかいませんでした。アーミッシュは、州政府から独立した教育制度を持ち、乳幼児への予防接種の義務が無いために、自閉症発生率が少ないのでは?と考えられています。

現在、法的に認可された自閉症治療薬はありませんが、カイロプラクティックが症状の改善に有効なケースがあります。出産時に起因するVSC(サブラクセーション)を持つ子供は多いのですが、自閉症児には、特に上部頸椎にサブラクセーションが見られ、カイロプラクティックアジャストメントでサブラクセーションを取り除くことで、症状が改善するのです。米国で行われた実験では、26人の自閉症児にカイロプラクティック・ケアを9ヶ月間行ったところ、ほとんどの子供がリタリンなどの薬が必要なくなり、うち5人が通常の学校への通学が可能になりました。