帯状疱疹でお困りの方へ 

・帯状疱疹ヘルペスとは?

英語では、“shingles”または”Herpes Zoster”と呼ばれています。背中を通る神経の根っこの部分にヘルペス・ウィルスが感染した症状を指します。多くの場合、小さい水ぶくれ(水痘)が背中の中心から横に這うように外側に広がり、じくじくとした違和感を感じたり、鋭い刺すような痛みを訴える場合があります。

発症する場所は、典型的には背中と胸部の表面(胸壁)ですが、ときに目・顔面や手足に出現することもあります。 体内のヘルペス・ウィルスは残念なことに、一度感染すると排除することはできないため、何度も繰り返し発症することもあります。

殆どの痛み止めの薬は功を奏せず、また通常の病院で受診すれば、ウィルスを撃退する目的の抗ウィルス薬が処方されますが、これも効き目には疑問があり、運よく効いたとしても効果が非常にゆっくりで痛みを癒すのには殆ど役立ちません。 何か手を打つとすれば、背中の神経が出るところに沿ってステロイドと局所鎮痛消炎剤を注射するという処置法があります。しかしこの場合、肺を注射針で傷つけてしまう可能性があり、気胸という重篤な肺疾患を誘発してしまいます。従って、このヘルペスに対しては、医学的に有効な治療法がないとされるのが現状です。

原因は、からだにもともと潜伏しているヘルペス・ウィルスが、抵抗力が落ちたり体力の衰えたときに活動し、神経の中で暴れだす時に症状をおこすのです。

ドクター・オブ・カイロプラクティックの見解

本来、帯状疱疹ヘルペスウィルスは、健全な神経には悪さをせず、弱った神経にはびこって悪さをすると考えられます。ですから、神経の状態を元気な状態にすることで、症状を早く回復させ、同時にウィルスの活動をストップすることが出来るわけです。

 
来院時
 
治療開始から2ヶ月後
 
6ヶ月後
 

神経の信号をからだに伝えるスイッチが「オフ」の状態では、いくら薬や注射で症状を抑えたり、ごまかしたりしても、根本解決は難しいのです。「せなかを通る神経配線」の精密検査を受けることにより、弱った神経を探し出すことができます。そして、神経のはたらきを回復させることができれば、数日以内に、ヘルペスの痛みは消退します。これが、最も自然でかつ強力なアプローチともいえます。

普段から正しい食生活、適度な運動、精神的ストレスの解消などを心がけていくことで、からだの免疫力をつけておくことは非常に重要です。しかし、何よりもまず、からだの働きをコントロールする脳からの情報を伝える神経が健康でなければなりません。ですから、カイロプラクティックで背中にある神経のスイッチを「オン」にすることは、体の機能と免疫力を向上させ、ヘルペスを起こす原因の改善につながるだけでなく、予防にもつながるのです。


 参考資料

  1. Matsuhisa T.,M.D.,D.C., “帯状疱疹ヘルペス,” ガンステッド・カイロプラクティックの効果. (オンライン), 〈http://www.doctorchiro.org/effects/herpes_zoster.html〉, (参照11/23/2009).
  2. 中尾俊治 & ステッドマン医学大辞典編集委員会. “Herpes Zoster”, ステッドマン医学大辞典, 第五版. 東京, (株)廣済堂, 2002, pp.807.
  3. Johnson, M. E., D.C., Herpes Zoster: Shingles” Gonstead Notes. 1993, p101.
  4. Masarsky, M. T.,D.C.,  Masarsky, C.S., D.C. & Langhans, E.,D.C. “”The Somatovisceral Inaterface: Further Evidence”. Somatovisceral Aspects of Chiropractic: An Evidence-Based Approach. Philadelphia, Churchill Livingstone, 2001, pp.213-223.
  5. Cox, J., D.C. (松久正, D.C., M.D. 編訳). “帯状疱疹ヘルペス,” ガンステッド・カイロプラクティックの真髄〜歴史・哲学からテクニック・実践まで. 横須賀, (株)医道の日本, 2005, pp.118.