脳と体を結ぶ神経機能を改善
妊娠に必要なホルモン分泌に効果 
(週刊NYジャピオン321号 「米国医療の先端を切る」 2005年9月23日付に掲載より抜粋) 

・15人中14人が妊娠
米国生殖医学会の調べで、米国だけで610万人が悩んでいるという不妊。出産年齢を迎えた女性の10%が妊娠できない状態にあり、問題は身近で深刻だ。そんな中、カイロプラクティック・ケアによる不妊治療効果が見直されている。

不妊で悩む女性がカイロプラクティック・ケアを受けて妊娠した例は、従来も知られていた。だが、昨年2月、カイロプラクティック・ケアと妊娠の関係を調べた論文が数件発表されたため、注目度が一気に増している。

不妊女性15人を対象に行った調査では、14人が妊娠し出産した。女性の中には、10年以上も妊娠できなかった人もいたという。カイロプラクティック・ケアで、生殖機能が改善されたというのが成功の理由だ。

この論理を理解するには、カイロプラクティックとは何かを知っておく必要がある。カイロプラクティックでは、VSC(サブラクセーション)を見つけ出し、ドクターの手によって取り除いて行く。神経に問題があれば、脳の指令が体の各部にうまく伝わらないため、様々な痛みや機能障害、免疫力低下の原因になる。

江川先生によると、サブラクセーションがホルモン分泌機能の低下を併発し、不妊の一因になっている場合が多いという。この場合、サブラクセーションを取り除けば、副次的にホルモンの分泌が正常になり、妊娠に適した状態になるということだ。

江川先生自身も、患者が妊娠した例を何度も見てきた。カイロプラクティック・ケアと妊娠の関係は、今後も一層の研究が期待されている。「患者、産婦人科医、ドクター・オブ・カイロプラクティクが必要に応じて協力し、治療を進めることが大切です」と先生は話している。