側わん症と診断された方へ
(週刊ビジネスニュース 2006年3月24日に掲載より) 

脊柱とは、24個の骨と椎間板が柱のように1つのユニットになったもののことを指します。側わん症とは、前または後ろから脊柱を見たとき、S字に歪んでしまっている事をいいます。この疾患の約80%のものが原因不明であると従来の医学では言われており、これを突発性側わん症といいます。その他原因の分かっているものに、背骨の奇形から起こる先天性のもの、骨折、くる病などによる骨の形状の変化によるもの、中枢神経や胸部等の疾患によるもの、椎間板ヘルニア等の疾患による痛みのために起こるもの等があります。

側わん症があるかどうかを検査する場合、ご家庭でも簡単な姿勢テストでチェックすることができます。
1)立った状態で眼を閉じ、数歩その場で足踏みをした後、できるだけ自分が自然だと思う状態で静止します。
2)パートナーに後ろに立ってもらい左右の耳の高さ、肩の高さ、ウエストの高さの違いを見てもらいます。(ひとりで見る場合、姿見等の全身が映る鏡の前に立って調べることもできます。)
3)立った姿勢から前屈し、パートナーに背中を見てもらいます。肩甲骨のどちらかが隆起していないかをチェックします。
4)上記の検査のいずれかで、左右非対称が見られる場合、専門医による検査をおすすめします。全身投射のレントゲンによる診断が適切ですが中枢神経の障害の有無を調べるサーモグラフィーやEMG(筋電図)によるテストも受けられることをおすすめします。

本来、脊椎は前または後ろ正面から見たとき、真っすぐであること、そして横から見たとき4つの緩やかなカーブが保たれていることでメインコンピューターである脳からの大切なインフォメーションを全身に伝えるケーブルである脊髄と神経を守ることができます。ところがこの症状がある場合、日常生活や運動するには何の支障もないとされていますが、実際は疲れ易かったり、頭痛、肩こりや腰痛、または、心肺器官・消化器官・内分泌器官に関連する様々な病気になりやすくなったりします。突発性側わん症は成長期にさしかかる10代前半位から始まり、女の子に多く見られます。この場合、体の成長のスピードが早い関係上、歪みが悪化する可能性が非常に高く、早期発見と治療が必要であるとされています。原因の明らかなタイプのものは病因が治療されることによって改善されることもあるとされています。

近代医療でも様々な疾患の多くが、原因不明であるとされています。しかしこの世の中全てに原因・結果があるはずです。そうだとすれば、上記の突発性側わん症の原因となるものも必ずあるはずです。カイロプラクティックでは、その原因が、出産後または成長期に起こったVSC(サブラクセーション)であると考えています。これからの医療は、症状・病状を診断し治療するのではなく、その原因となるものを早期発見し根本処置していくことが非常に重要です。

偉大な発明家、トーマス・エジソンはこう言い残しています。「未来のドクターは、投薬や手術などの手段を使わずに、患者の骨格構造に注目し、栄養や運動についての的確な指導をし、病気の原因解明と予防に注意を払うようになるだろう」と。